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映像コンテンツにおける多言語対応の重要性

クラウドソーシング字幕作成プラットフォームを提供するAmara、MozillaおよびKnight Foundationから100万ドルを調達|TechCrunch 多言語の字幕などを用意するのは時間も金もかかる作業となってしまう。しかし翻訳してくれるボランティアがいるとしたらどうだろう。ビデオを多言語化する有力な方法のひとつは、クラウドソーシングによる字幕作成だとして、翻訳サービスを手がけるAmaraがMozillaおよびJohn S. and James L. Knight Foundationから100万ドルの資金を調達した。 これは大いに期待ですね。 ネットと映像コンテンツの明るい関係を考えた時に、それにストレスをかけない(社会的にも健全な)翻訳の仕組みは、もっとも喫緊の課題のひとつだと思う。 例えば日本のアニメがテレビで放送されて、それが即座に多言語化されるなら、それは世界中のファンに楽しんでもらうデジタルコンテンツプラットフォームがいよいよ現実的な話になってくる。 翻訳のコストが格段に下がり、そしてよりスムーズな多言語化対応が実現したら、それはつまり収益性を十分に兼ね備えたネットサービスが可能になるということだ。しかも、ネット世界から(少なくともデジタル映像コンテンツ業界から)国境の概念がさらに取り払われる希望に繋がる。まったくもって素晴らしい! ちなみに、翻訳以外の課題は、例えば「ネットインフラの整備」や「少額電子決済の仕組み」「制作者の保護」のようなもので、課題のいくつかは既に克服されているから、これが有機的に機能し始めたら、映像コンテンツの世界は格段に面白くなるね。もう少しだ、もう少し。