低予算だけど面白い映画が増えるかもしれない

アメリカの話ですが、今後は低予算だけどクオリティの高いVFXを駆使した見応えのある映画が増えるかもしれない。

最近のVFX技術と言えばもちろんデジタル技術が主流だから、3DCGを駆使した大作映画が制作される度に、数多くの精巧な素材やシミュレーションプログラムが蓄積されてゆく。

例えばビルや都市群の3Dモデルを一から作れば相当なコストがかかるけれども、一度制作されたものはいくらでも使い回すことができる。同じように作られた戦闘機や巨大生物を組み合わせてこれを破壊させれば、迫力ある映像が安易(今までに比べれば格段に)に制作できるようになる。

これは個人的で浅はかな予測でしかないけど、アメリカ映画産業界隈が実践してきた市場原理の徹底は、コストを抑え、リソースを活用し、最大限の利益を得る意味で、そちらの方向へ流れるだろう。コアの技術は門外不出だとしても、モデリング系のアーカイブをパッケージ化して有効活用する道は十分にあり得る。

僕にとっての希望は、企画力とアイディアに富んだ低予算のSF作品制作が、今後、新人監督たちの主戦場となっていく未来の姿だ。未来を担う彼らの台頭が、3DCGの創りだす迫力に頼りきった現状に風穴を空けてくれるかもしれない。

だからアメリカ映画はこれから面白くなりそうだと、勝手に期待を寄せています。

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