小林よしのりの見据えるAKBと秋元康と大東亜共栄圏


小林よしのりと言えば漫画「おぼっちゃまくん」か、バリバリの保守というのが最もよく知られた肩書きだけど、実はなかなかディープなAKB好きでもある。少なくとも僕のようなニワカとは一線を画しているのは間違いない。

彼に言わせると“秋元康氏は「大東亜共栄圏」を文化で実現しようと壮大な実験を開始している”のだそうで、それに“ニセモノ愛国者・ネトウヨ・バカウヨは全然気づかない”と嘆いている。

AKB48フォーマットはアジアを制覇するか? - ゴー宣ネット道場
当然これに対するネット上の評価を拾えば「なにいってんだこいつ」「小林がおかしくなった」「あぁ統合失調症か」という冷ややかな声が目立つのだが、僕も小林よしのりと同様の魅力をAKBに対して感じている一人であることを一応表明しておこうと思う。

国防とは何だろうか。

僕個人の結論は「文化を愛してもらうこと」だと思っている。かなり単純化してその理由をいえば、国とはつまり人の集団であって、人に戦意が湧かなければ戦争は成り立たない。つまり、敵国の為政者にAKBヲタがいたらどうなるか。日本を攻めるという時に「あそこはマジでダメだ、秋葉原がある。AKBがいる!」みたいなね。愛が戦争をなくすというのは、これは保守の思想にも通じます。

で、最近の修正主義の方向性で言えば、大東亜戦争(太平洋戦争及び日中戦争)の原因は米国の差別主義にあったのではないかという話がある。米国の強烈な人種差別意識、そしてアジアが日・泰以外すべて植民地であった当時の状況を鑑みて、差別撤廃を掲げるのは必然であったというのは理にかなっている。そして日本が“戦争に追い込まれた可能性”についても、確かにそう思える節がある。

「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成24(2012)年7月18日(水曜日)
あのカリフォルニアにおける日系人差別と強制収容所
米国が反日で発狂していた時代は、つい昨日の出来事でしかない
それで日本の罪が消えることはないけれども、少なくとも日本が悪であるとするなら、戦争を行ったすべての国が悪でなければ話が全くおかしい。それは僕は間違いないと思う。

右翼と言えば街宣車。街宣車と言えば恐怖。そういう先入観が先行していた時代に、メディアの前に出て保守の思想を解き続けた小林よしのりは、今も当時から全くぶれることなく保守の思想を貫き続けている。ころころと意見を変える人が多い世の中で、それだけでも評価できるのではないだろうか。

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