AKB増田有華の才能が開花する瞬間


先日8月8日放送のAKBINGO!は、宮本亜門演出ミュージカル「ウィズ」のドロシー役を選ぶ最終オーディションだったんだけど、その歌唱力審査での増田有華が抜群に素晴らしかった。あれはもはやひとつの完成に近いパフォーマンスと形容した方が正確ではないかと思う。

課題曲は「HOME」。宮本亜門曰く「この曲は大げさではなく、ブロードウェイでもロンドンでも歌える人は本当に少ない。世界的に少ない。」という難易度の高い曲を、彼女はなんとか歌い上げた上に、キラキラきらめく才能の片鱗(それはつまり溢れ出るドロシーの感情を歌声に乗せて会場全体に響き渡らせる誰しもが持つわけではない能力)をも存分に魅せつけてくれた。


宮本亜門をして「想像を超えた天才ぶり」と言わしめたそれは大げさではなく、僕は心を揺さぶられてしまったし、彼女を現場で垣間見た多くの者が同じ心境だったに違いない。

結果的に増田有華がドロシー役を射止めるわけだが、その事実が映像の冒頭で既に明かされてしまう演出にも納得できる。

個人的に、AKBの記録映像で胸がはち切れる程に感動したのはこれで二度目で、一度目は昨年11月17日放送の有吉AKB共和国「劇団四季に挑戦」だった。

それは映像作品としても秀逸だったけれども、今回に関しては映像作品としてはそれほど秀逸ではない。過度な演出が素材を殺している部分があるからだ。だから増田有華の歌唱力審査の部分だけを抜き出して見たとしても、大きな感動を得ることができるだろう。

どちらにしても、見る機会があるのならばぜひとも見るべき記録映像だと思う。

ちなみに、以下は本場の映画版「TheWiz」の「HOME」です。増田有華の映像を心から楽しみたい人は、いま見るべきではない。残念ながら、技術レベルが違いすぎる。いや、たとえ見た後でも、増田有華は増田有華で良いから大丈夫。どっちだよw

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