日本が置き去りにされつつあるネットと音楽のビジネスの話


第30回:ライブ志向のその先を見ている僕が、SpotifyよりPandora Radioを日本におススメする理由 | DrillSpin Column(ドリルスピン・コラム)
http://www.drillspin.com/articles/view/129
CD売上が激減し「ライブ」の重要性が見直されて久しい昨今だが、ライブイベントに近い位置でそれを見つめてきた「ぴあ」の元社員が、更なる先を見据える記事。米国音楽市場の最新の動向がよくわかります。

何年前だろう、Last.fmを初めて使った時の衝撃は今でも忘れようがない。僕がまだ知らない、でも確実に好みに合う曲が次々と流れてくる快感。

いわゆるパーソナライズ放送と言われるその仕組は、ネット文化と音楽との間に新たな生産性を構築しうる希望の架け橋であり、これらのサービスがローンチして既に5年以上経過した今でも、その重要性は全く揺るぎない。記事中の各種データを見ればそれは理解できるだろう。

ただ残念なことに、日本はこれらのサービスをことごとく排除してきた。上記に挙げた仕組みを持つ主要なサービス(Last.fm, Pandora Radio, Spotifyなどなど)は、現在日本では使えないか、独自の規制がかけられている。

皮肉なことに、この保身的な態度は実際功を奏して、CDが未だに売れ続ける国は日本くらいである。そのかわり、欧米音楽業界の急激な変化からは取り残される結果となってしまった。

自ら招いた事態が更に自らを苦しめるデスパレートの様相も、本格的に最終段階に差し掛かっている状況なのだが、音楽を愛する一人として、ここでは「お疲れ様でした」とだけ言っておこうと思う。

ちなみに、日本でまだ規制されておらず、僕も使っているサービスはGroovesharkです。

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