韓国ガールズグループ「Girl's Day」のオーナーは日本人だったのか

出典：K-POPナビ

韓国ガールズグループが大好物な僕の、更に拍車をかけた大好物のグループが「Girl's Day」なのだが（どうでもいい）、このグループの事務所「DREAM TEA ENTERTAINMENT」のオーナーは飯原伴光氏という日本人だったそうだ。

20を超える数のグループがひしめき合っている中で、日本的要素が包含したグループに最も目がいってしまったというのは、なんだか西遊記で「孫悟空がお釈迦様の手の上で踊らされていた」的な残念さがあるのだが……。

So-net Music: K-POP界に旋風を起こす 日本人オーナーを直撃！【K-POP入門／PART2】
http://music.blog.so-net.ne.jp/k-pop_girlsday_int

彼は日本でも音楽事務所を経営しているそうで、上記のインタビュー記事の内容は、日本と韓国の音楽市場に対する興味深い比較（生きた経験則）になっていたので、いくつかここで引用していきたい。

まず、日本と韓国のCDに対する価値観の違い。

So-net：日本と韓国の違いについてもお聞きしたいんですけど。

飯原：全体としては、あまり大きな違いはないと思いますね。ただ、日本よりも早くCDは廃れていったので、向こうでは「音盤」というんですけど、そもそも音盤を作ることを考えてないですよね。

So-net：そうなんですね。配信の割合も多いですけど、韓国は配信の価格がめちゃくちゃ安いじゃないですか。

飯原：配信のことは「音源」というんですけど、音源の売り上げだけで事務所としてやっていけるかというと難しくて。やっぱりイベントの出演やコマーシャル、ドラマのOST（オリジナル サウンド トラック）とか、そういうものがメインですね。

だからこそ、日本に比べればなんの抵抗もなく、ネットを活用できるのだろう。

そして、韓国の芸能界を目指す子女の意識について。

韓国で歌手やアイドルを目指す子たちって、みんな小さいときから芸能界を目指すんだ！みたいな感じで、日本とは家族ともども入れ込み方が違うというか。もちろん日本でも熱心な親や真剣な子どもはたくさんいると思うんですけど、韓国は何よりも優先という感じがしますね。もちろん学校には行ってますけど、すごい気迫ですよ。

GIRL’S DAYの場合は昼くらいに会社に来て、だいたい12時間くらい練習することが多いんですけど、自分で練習が足りないなと思った子は、朝の３時とか４時まで残って練習したりするんですよ。

それぞれが自分の意思でやりたいと言ってくるので、自主練習という形になってしまうんですよね。もう、ほんっとに帰らないんです。帰りなさいと言っても「もう少しやりたいんです」って。事務所から出しているメニューはそこまでないんですけど、自分たちで曲を持ってきてダンスの練習を始めたりするんです。それはGIRL’S DAYだけじゃなくて練習生も同じで。いま練習生が７?８人いて、中学生とかは無理やりにでも帰しますけど、そうでもしないといつまででも練習してます。

本人たちが時間的に厳しい仕事でもやりたいと言ってくるんですよ。やっぱりもっと世間に露出しないととか、他のグループよりも前に出たいとか、当たり前ですけどそういう意欲がすごく強いので、仕事の話をすると「やります！やります！」って。

これは冗談抜きで、韓国のダンスボーカルユニットの技術レベルは、日本のそれとは比較してはいけない程に明確な差がある。特に歌唱力。そしてダンスも並のレベルは超えたところに平均値があると思われる。

この日本とのクオリティの違いに魅了されたのが、ハマる切欠だったことをふと思い出した。