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食肉偽装問題に挑むドラマ「震える牛」がハンパない

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「震える牛」WOWOW連続ドラマ予告 http://www.youtube.com/watch?v=iWr8lnhyD3k WOWOWのオリジナルドラマを見たことがない人が「最近のドラマつまらなくなった」とか言うのは、まったくなんの当てにもならないと思っているんですが、そのWOWOWで先週から「震える牛」が始まりました。 これは食肉偽装問題を扱った同名の小説を映像化したもので、正直、見た直後にチェーン店でお肉料理食べられなくなるくらいの作りこみ方してます。ほんの一握りの悪が、食肉業界全体の信頼を揺るがしてしまう。その悪が生まれ得る過程には、正義や人情や既得権が入り交じる複雑な関係性が包含されている……。しびれます。 個人的に期待しているのは、監督・脚本・音楽が「マグマ」と同じだからなんですよね。え、「マグマ」をご存じない。海外ドラマ借りるくらいなら、まずこっち借りたほうがいい。絶対いい。 日本人は今すぐ連続ドラマ「マグマ」を見るべき とにかく「震える牛」の今後に期待。

Youtube「じっくり学ぼう!日本近現代史」が小ネタ満載で楽しい

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じっくり学ぼう!日本近現代史(倉山満) http://www.youtube.com/watch?v=87T5ed7-Oao&feature=share&list=PLgWDZ7Z_8LQbjFmQ9O4VEYPqgXuIMopGL Youtubeで「じっくり学ぼう!日本近現代史」というシリーズを見ています。 ゲストに倉山満氏(憲政史の専門家)を招いて近現代史を振り返るという内容なんですが、のっけから「近現代史をペリー来航からはじめるなんてナンセンス!」とのたまい、戦国時代の世界情勢から話が始まります。 しかし、これがなかなか興味深くて、例えば、日本とキリスト教の関係性。キリスト教といってもいくつかの宗派があって有名なのはカトリックとプロテスタントですよね。この違いが理解できると、豊臣秀吉の伴天連追放令や、江戸幕府による鎖国が、実はカトリックだけを追放しようとした動きであることが理解できて、だからこそオランダ(プロテスタント陣営)が貿易を許されていたんだというふうに合点がいく。では、なぜカトリックだけが追放される結果となってしまったのか……。というような感じで、世界の流れを意識した日本史に触れることができます。 そうして話が進むと、世界の覇権争いと日本が密接に連動している状況がまじまじと見えてきます。 例えば、アヘン戦争が当時の日本の知識人に強い危機感を与えたことは、かなり有名だけど、ペリー来航時の航路が「太平洋航路」ではなく、実は大西洋方向からだったとかね(*1)。これ、僕は全然知りませんでしたが、アメリカの当時の状況をしらないから、そういう側面が見えてこないと指摘されると、ズキンときますね。歴史をおさらいしながら、学校で教わらない小ネタも聞ける、とても良い企画だと思います。 軽く補足をしておくと、この映像を制作したのはCGS(チャンネルグランドストラテジー)というチャンネルで、開設者は「龍馬プロジェクト」の会長である神谷宗幣氏です。 ちなみに、「龍馬プロジェクト」というのは全国の若手議員が自発的に集結した政治団体の一種で、先日、美濃加茂市で最年少市長となった藤井浩人市長も、実はこのプロジェクトの参加者だったりしますね。 「龍馬プロジェクト」がYoutubeチャンネルをはじめた真意は推し量れませんが、ともかく、このシ