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AKBINGOを見て大島優子と一緒に卒業しようかと思う

「AKBINGO!」というローカル番組がある。

AKB48がまだ世間を賑わせるには程遠い存在であった2008年、「AKB1じ59ふん!」としてはじまったこの長寿番組を、ぼくはなぜだか開始当初から見続けている。

AKBのイベントには未だかつて一度も行ったことがないし、ドン引きされるくらいのムダ知識もない。ただ、テレビやネットを介したエンターテイメントコンテンツとしてのみ、ぼくはなかなかなディープなAKBマニアだった。

AKB48には大島優子というメンバーがいる。今や説明する必要すらない存在となった彼女は、AKB最初期のメンバーのひとりで、当然AKBINGO!にも当初から出演していた(ぼく個人が曲がりなりにも大島優子推しになったのは、この番組のお陰だった)。その彼女がもうすぐ卒業するというので、前回の放送は全面、大島優子づくしの特集が組まれた。過去の放送を見ながら彼女を振り返るという。

あらためて当時の彼女たちを見返して、ぼくは懐かしさではとても片付けられない感覚で一杯になってしまった。あれから6年。いまや彼女たちは国民的アイドルグループとなり、姉妹グループが次々に生まれた。海外にまで。そして、今日につながるアイドルブームを牽引した功労者でもある。

端的に言えば、もういいかな、と思った。あの頃とはあまりにも状況が変わってしまった。年を重ねたと言ってもいいかもしれない。AKBもそうだし、ぼく自身もそうだ。ろうそくの炎が、ろうを消費し尽くして静かにしぼんでゆくような、そんな感覚。当初のエネルギー量を維持するというのは、やはり極めて難しいのだろうと思った。少なくとも、ぼく自身の熱量はいままさに平衡状態へと収束したのだろう。

彼女たちにしたら、ぼくなどはお金を落とさなかった無価値なひとりでしかないが、今まで楽しませてもらった感謝の思いだけは、どこかに吐き捨てずにはいられなかった。どうもありがとう。本当に長い間楽しませていただきました。

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