「ひまわり学生運動」の意義について考えてみる

台湾の「ひまわり学生運動」の速報ですが、先月18日から続けられていた立法院占拠が4月10日で終了しました。正確には、大きな局面がひとつ終了し、より政治的なフェーズへと移行します。

3週間、本当にさまざまな展開がありました。ぼく自身、ネットのライブ中継やTwitterを中心にずっと追いかけていたんですが、ともかく最も画期的だったのは、この社会運動は、民主主義の持つ本来のエネルギーとデジタル領域の特性とを、極めて理想的にひもづけることに成功したということです。決起したとき十数人しかいなかった状況から、結果的に30万人が参加する規模にまで拡大させた。

まだまだ経緯を見守る段階ではありますが、もしかしたら民主主義はもう少し良質な状態へと拡張できるかもしれないという予感を、これほど現実的に感じさせてくれた運動は、今までになかっただろうと思います。ぼくたちはつい忘れてしまいがちですが、誰もが常に時代の先端にいて、否応なく歴史を作りつづけているひとりなんですよね。あなたもぼくも。

意を決して行動を起こした学生たちや、彼らに賛同する世代も分野も越えたたくさんの人たちの命のきらめきを間近に見て、ぼくは何度涙したかわからない。そしてその度に自省し、恥ずかしさで押しつぶされそうになった。ぼくも命を燃やそう。自分の信じる未来に加担しよう。できる限りそうやって生きていきたい。

以下のリンク先で、占拠終了の決断を下したリーダーふたりの発言(要約)が確認できます。彼らの熟考の形跡と覚悟がみてとれるはずです。必見です。

ちなみに、記事中の「公民形成会議?」は、公民憲政会議の誤りです。

【台湾】【速報】木曜18時に立法院から撤退を決定! http://minkara.carview.co.jp/userid/202453/blog/32785314

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